恋のはじまり

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そして学校が終わる 「実」 後ろから来る やつは仁だった 「おぅ仁か」 仁はいきなり 俺を壁へと 追い詰めて 胸ぐらをつかむ 「おい、お前由佳に何言ったんだよ」 「なんの話だよ」 俺は仁の手を 払いのける 「屋上でずっとぼーってしてんだよ」 「それ俺のせえか?」 「一緒にいたんだろ?」 「一緒に居たからなんだよ」 「お前がなんか言ったんだろ?」 「言ったらなんだよ俺のせえかよ」 「仁…ちょっと落ち着けよ」 俺は仁を通り抜けて 門へと向かう 仁は何も言わずに ただ立ってただけ だった
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