①オランダ女王説

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ヴィルヘルム〇世。 彼は、女であるのに男として育てられました。 父親からは厳しく育てられ、言葉遣いも軍隊のような(現在の~ありますに由来)言葉遣いになりました。 彼は、成人して王位につきました。 しかし、紅世の徒の企み("盤曲の台"ゴグマゴーグの君主の遊戯のような)により、オランダ(の彼女が率いた軍隊)は滅びました。 彼は、軍隊を滅ぼしてしまった責任はあると自分を憎みました。 自己嫌悪。 その自己嫌悪があまりにも強く、徒に対しての憎しみと同等の憎しみを生み出し、彼はティアマトーと契約しました。 男のままであると、滅ぼした他の国(の徒)にばれてしまうため、名前を女性の名前に変えて、ヴィルヘルミナと名乗りました。 話としては悪くないんですがね。 つまり、オランダが名前の由来だとすると、こういう設定がつくれるわけです。(男として育てられた的な) カルメルさんが契約したと考えられるのは、おそらく中世ルネサンス以前の時代とされています。 理由はいくつかありますが、主な理由は『大戦』の際、大砲を利用していましたが、あれから少なくとも200年以上前(フレイムヘイズとして成熟する期間などを考慮して)に誕生したのだろうと考えられているからです。(大砲は1500年辺りに完全に実用化したので1300年あたり) その理由には、作品の中で箝口令をしいたマクシミリアン1世の在位が1493~1519だからであるのも関係します。 この時代(推定900~1300年)にはオランダは十字軍に参加していました。 舞台としては、合っているのではないでしょうか。 つまり、作者は名前の由来、出身地をオランダにして、実際の出来事に関連付けているのではないかと。 十字軍を率いた中には王子もいる上、戦争後、姿をくらましていることがあるので、あながち民衆を率いて戦い、契約して敗走したと考えるのも間違いではないのかもしれません。 これまでグダクダ書いてきましたが、まとめると ・ヴィルヘルミナという女王は確かに存在する。 ・ヴィルヘルミナという言葉の男性版であるヴィルヘルムは中世的なイメージがあり、当て嵌まる。 ・ヴィルヘルミナという名前がオランダ女王由来であると、ヴィルヘルミナの出身地がオランダであることの裏付けができる。またオランダを出身地と過程すると、信憑性が高い。 ・ヴィルヘルミナの契約した時期は、最低1400年より以前であり、どうやら十字軍に関係するかもしれない ということです。
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