君のvoice

１

今日は雑誌の撮影なんだけど

インタビューを受けてるじんの声が少し違うような気がした

カゼっぽい声と言うか‥

少し枯れてる感じ？

じんはよく風邪ひくんだよな

いつも気をつけろって言ってるのにさぁー

んで俺が看病の世話をする役

毎回のことだ(笑)

雑誌のインタビューが終わったみたいでこっちに来るじんに俺は気になって聞いた

「ねぇじん？」

「んーひゃに？かず」

今から休憩みたいでメンバー全員に用意されたジュースを飲みながら答えるじん

「カゼひいた？」

「ひいてないけど‥‥」

「ならいいけど声が少し違うからさ」

「んーまぁ大丈夫だろ
喉も痛くないしさ」

本人もそこまで具合悪そうにしてないし大丈夫っかな

「一応気にしとけよ」

「何？
心配してくれんの？」

ニヤニヤ笑うじん
ムカつくけど‥‥‥

「そ‥そりゃ心配するし」

「ありがとう」

じんは俺に軽くキスをし言った

「ばっかっ！
誰かに見られたらどうするんだよ！」

「大丈夫だってー」

はぁー、
本当に呑気なやつー