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?『あたち?見てわかりゃ
ないの?この尻尾』
そういうとおしりから
はえている尻尾を俺と陽に見した
真っ白いもふもふの尻尾
陽『……………』
『……………』
?『まっましゃか
わかりゃないの?!
猫だよ!ね こ !』
そういうと頭から
ピョコンと耳を出した
『ー………で?』
俺の言葉に女の子
いわく猫妖怪は固まった
『俺に何かようか?猫妖怪さん』
そういってにこりと微笑んだ
否
笑ってるといっても
口だけだ。目は笑っていない
?『あっあたちはー…』
モゴモゴと口ごもった
俺はそんなに
優しくはない
『…………いくぞ』
俺はそう陽にいうと
猫妖怪に背を向けて歩き出した
ザッ
ザッ
一歩また一歩と
猫妖怪から距離が離れる
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