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この邪悪な気は
ただの妖怪ではだせない気
それは香はわかったらしく
このままでは危ないと父と母を
助けにいこうとしたが自分が
助けにいっても逆に邪魔になってしまう
それで妖怪退治屋の
俺に助けてもらうために
ここまできたのだという
『あれから何日たった?』
そう聞けば小さな
声で香はいった
"1日"とー…
俺は一瞬表情をなくしたが
香に悟られないように顔を戻した
『じゃあいまから準備
するから家についてこい』
香は小さく頷くと俺の後ろを
ちょこちょことついてきた
陽がぴょんと俺の肩に
乗って俺の耳元で香に
聞こえないように言った
陽『なぁ…健吾ー…?
香の父上と母上はッッ…』
俺は陽の口を手で止めた
『わかっているよ』
香の父と母はきっと
"生きていない"
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