俺……仲間がふえた

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生狐『ウルサイ…ウルサイ!! ダマレェーッッ………!!』 生狐は一気に俺に 詰め寄ってきた ここでよければ 後ろにいる陽や香に 当たってしまう 俺は素早く武器を構えると 生狐が腕を振り下ろした 手を刀で受け止めた 腕はなぜか固く 刀では斬れなかった 何故ッッー…!? そう思っている間にも 刀と生狐の腕は交わる 『くッッー……』 力が強い…ッッ "これは異常すぎる" 生狐がこんな広範囲に 生気を吸えないしこんなに 妖気をもってはいない 『香ッッー……! 母の名前を呼べッッ!』 香『母上ッッー…母上ぇッッ!』 香が名前を呼ぶと 一瞬生狐に動揺が走った 俺はそれを見逃さず 力いっぱいに刀を押し 生狐の腕を放し懐に潜り込んだ 『妖気ー…開放』 そういうと俺は 生狐の腹を斬った 生狐『ナッ!?グァァーッッ…!』 生狐は腹が斬られた ことに驚きながらも 背中をくの字にして 後方の壁へ激突した なぜ斬れたのかー…? それは刀に妖気を まとったからである この刀は妖刀 名を"妖魔斬刀"(ヨウマキカタナ)
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