俺……仲間がふえた

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陽『ー…健吾?』 ハッとして陽をみると 香も一緒に俺を見ていた 『あぁ……もういいのか?』 そう聞けば香は コクリと頷いた それを見ると俺は 歩き出した その手には生狐から 出てきた小さな水晶を握って 背中からはトコトコと 足音がする この歩き方は陽 足跡は一つしかない 俺はゆっくりと振り返った 俺の視線の先には ただこっちをみる香がいた 『おいー…』 それにピクリと反応すると俺をみた 『なにしてるんだ…いくぞ』 そう言えば香の顔は パッと花が咲いたように 笑うと走りよってきた それに僅かに顔を ほころばした
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