508人が本棚に入れています
本棚に追加
依頼主『ささっこちらで
今日はお泊まり下さい』
今は夕方
たった今三咲町についた
依頼主を訪ねると
先ずは部屋に案内された
『で……依頼内容は
大蛇の討伐ー…ですね?』
依頼主『はいっそうなんです
ある日から森に入って行った
者たちが帰ってこなかったんだ』
依頼主は悲しそうに
悔しそうに話しだした
依頼主『不思議に思った
あっしらは森に行ってみたんだ。
そこにいたのは大蛇………
あっしらの町の仲間の骨が
大蛇の周りに落ちていた。
まだ一匹ならあっしらで
倒せたはずなんだ…でも
大蛇はたくさんいてな……
その場から逃げようとした時
大蛇に見つかって命かながら
逃げてきたんだ。何人かは死んだ』
『………そうか』
重い重い雰囲気に大人しく
座っていた陽が依頼主の前に立って
ニィと笑って言った
陽『健吾はすげぇんだ!
だから安心しなッッ…?!
どーんと僕らに任せろってんだ』
偉そうに言った陽に
妖怪がいるとビックリした
依頼主だったがその言葉に
悪い奴じゃないとわかったのか
にこりと陽に笑いかけた
それに俺の顔も
少なからず頬が微笑んだ
まぁ俺の警護隊は
険しい顔のままだったがな
最初のコメントを投稿しよう!