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かつて、最新の技術の塊で他のコロニーからも一目置かれていたコロニー、アナトリア。
だが、当時の責任者、イェルネフェルト教授の死後、内部から機密情報が多々漏れ、アナトリアは一気に落ちぶれてしまった。
そこに、今や伝説とも呼べる存在、¨アナトリアの傭兵¨がフィオナ・イェルネフェルトの手によって連れて来られた。
彼は、戦闘によってかなりの負傷を負っており、運び込まれた時はもう虫の息だったらしい。
だが、医師達の尽力のおかげで、アナトリアの傭兵は一命をとりとめた。
ここから先の彼は、実に凄まじい戦績を上げていく。
一番記憶に新しいのは、やはり、レイレナード社本部、レグザウィルをたった一人で壊滅させたことだろう。
そして次に、レイレナードの最精鋭、ベルリオーズを倒したこともそうだろう。
これだけを見ても、彼の凄さはすでにかなりのものだが、更に驚く事実もある。
ネクストを動かすには、AMS適性というものがあり、これが高いと、ネクストを動かすのも容易になる。
逆に、このAMS適性が低いと脳内が激しく痛んだり、吐き気などの生理的現象を引き起こしたり、最悪の場合は脳を焼かれて死んでしまう。
それ故に、このネクストのパイロット、リンクスは極端に少ない。
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