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このAMS適性は、先天的な産まれ持った才能なので、後から訓練してどうにかなるものではない。
これも、リンクスが少ない理由の一つだ。
彼、アナトリアの傭兵は、このAMS適性が極端に低く、粗製と呼べるものだった。
他にAMS適性が低い人物をあげると、反体制勢力、マグリブ解放戦線に所属していた、アマジーグ。
今はGA最強のリンクス、ローディー。
主に、この二人が一番有名だろう。
だが、アナトリアの傭兵は、天性の戦いのセンスにより、このAMS適性が低いことを感じさせないほど圧倒的に強かった。
そのため、リンクス戦争当時では、アナトリアの傭兵は12機ものネクストを戦場のチリにしてきた。
AMS適性が高い人物として一番有名なのは、やはりコロニーアスピナの、ジョシュア・オブライエンだろう。
彼もまた、アナトリアの傭兵と同じく、企業、アクアビットを一人で壊滅させている。
国家解体戦争。
リンクス戦争。
この話は、リンクス戦争が終わって、少し経ったところから始まる。
かつて、めざましいほどの発展を見せていたコロニー、アナトリア。
今はその華やかな過去を思い出させないほどに、その身を変えている。
所々から上がる炎、コロニーの中を逃げ惑う住民たちの悲鳴。
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