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日常
天竺へ行けと囁かれ
コンタクトレンズとビールが視界にやってくる
人の吐息の少なさに戸惑う間もなく
ニュースが登場
知らない名前がパクパク金魚に化けても
コナカの字は読めた
傾げた視線の先は動かないモノ
握った拳が掴んだモノは
外観だけ
長袖にしたかった半袖
数ページしかない本
取っ手のあるバッグ
中途半端に空いた胸元
途中から金になる黒髪
命懸けで目をつむっても
開いたクチは止まる事なく電波を喰う
そして背中を押され
背中を押す
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