休みの朝

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休みの朝

日の出はピールと同義だと大五郎を抱えゴチる 血圧計の説明書を読んでも電車は乗り過ごすし 着けている腕時計の色は判別できなくても これがDoCoMoダケだと触れ回る 耳垢がケータイに辿り着き 腕に移ってシミになる 出っ張ってきたお腹より 太くなったふくらはぎの方が一大事 DJ気取ってエアダンス それ見た灰色の子は 上から目線で嘲笑い 短くなったスカートが ジーパンに屈服され 黒いバッグが登場すると 俺のサラマンドラが孤独の描写をはじめ バワーがアクビの中に消えていく きっと これが始まりだ
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