37人が本棚に入れています
本棚に追加
取りあえずこの場を何とかしないと。
総太郎「なあ、二人は同級生なのか?」
美梨「…ううん、私2年で桃耶が3年」
何だか不機嫌そうだ。あんな場面みちゃったからな…ホントは学校でそんなことをする方が悪いのだが。
というか二人とも先輩か、口の聞き方に気をつけないとな。
総太郎「二人とも先輩っすね、俺、双葉総太郎(ふたばそうたろう)です。ちなみに桃耶って…そちらの先輩っすよね?」
まだ泣いているがこちらを向いた。
桃耶「綾瀬桃耶(あやせももや)です、よろしくね総太郎くん」
泣いてるから何いってるかよく分らないが多分よろしく的な事だろう。
総太郎「はい、先輩は?」
もう一人の先輩は少し睨むように見て言った。
美梨「綾瀬美梨、苗字同じだけど姉妹じゃないから」
と言った先輩は何となく寂しそうに見えた。
美梨「とにかくよ、えっと…双葉」
総太郎「あ、はい?」
美梨「さっきの…アレ…」
総太郎「ああ、大丈夫です、誰にもいったりしないっすよ」
言っても信じてもらえるのか…。
最初のコメントを投稿しよう!