Date ☆ Date

2/10
前へ
/54ページ
次へ
~教室(2年3組)~ 教室に1人の少女が入ってきた。彼女の名前は、岸本 南美。どこにでもいる普通の高校生だ。南美は、1人の男子を呼んだ。 「統司!」 そう呼ばれた男子は、南美のほうを見た。彼の名前は、末技 統司。南美の幼馴染みであり、彼氏でもある。統司は、南美にうっとうしそうに言った。 「なんだよ。朝っぱらから・・・」 「今度、遊びに行かない?」 南美は、統司に聞いた。統司は、不思議そうに聞いた。 「なんで?」 「なんでって・・・。最近全然かまってくれないくせに・・・」 南美は、うつむいて言った。統司は、慌てて言った。 「分かった、分かった!いつにするんだ?」 統司の言葉を聞くと、南美は急に笑顔になった。 「やったぁ!じゃあ、日曜日の10時にいつものところで!」 「分かった。」 統司は、南美の変わりように不満だったが、渋々了承した。 ~駅~ 南美は、久しぶりのデートが嬉しくて仕方なかった。南美が着いてから、すぐに統司が来た。 「待ったか?」 統司は、南美を見て聞いた。 「ううん。今来たとこだよ!」 南美は笑顔で答えた。統司は、自然に答えた。 「そっか。で、どこ行くんだ?」 「秘密!」 南美は、そう言うと統司と手を繋いで歩き出した。統司は、不思議に思いながらも、南美についていった。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加