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~教室(2年3組)~
教室に1人の少女が入ってきた。彼女の名前は、岸本 南美。どこにでもいる普通の高校生だ。南美は、1人の男子を呼んだ。
「統司!」
そう呼ばれた男子は、南美のほうを見た。彼の名前は、末技 統司。南美の幼馴染みであり、彼氏でもある。統司は、南美にうっとうしそうに言った。
「なんだよ。朝っぱらから・・・」
「今度、遊びに行かない?」
南美は、統司に聞いた。統司は、不思議そうに聞いた。
「なんで?」
「なんでって・・・。最近全然かまってくれないくせに・・・」
南美は、うつむいて言った。統司は、慌てて言った。
「分かった、分かった!いつにするんだ?」
統司の言葉を聞くと、南美は急に笑顔になった。
「やったぁ!じゃあ、日曜日の10時にいつものところで!」
「分かった。」
統司は、南美の変わりように不満だったが、渋々了承した。
~駅~
南美は、久しぶりのデートが嬉しくて仕方なかった。南美が着いてから、すぐに統司が来た。
「待ったか?」
統司は、南美を見て聞いた。
「ううん。今来たとこだよ!」
南美は笑顔で答えた。統司は、自然に答えた。
「そっか。で、どこ行くんだ?」
「秘密!」
南美は、そう言うと統司と手を繋いで歩き出した。統司は、不思議に思いながらも、南美についていった。
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