Date ☆ Date

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~テーマパーク(通路)~ 南美は、統司に出来るだけ明るく接した。昔は、統司も明るく話していて、互いにとても楽しい時間を過ごしていた。しかし、最近は統司が南美に対して冷たく接している。南美は、そのことを統司に気付いてもらおうと必死だった。 「昔、よくここ来たよね?」 南美は統司に聞いた。 「そうだな。」 統司は、周りを見ながら言った。南美は、統司の態度に苛ついたが、統司に何か理由があると思い、その気持ちを抑えた。 「これからどうする?」 統司は、相変わらず素っ気なく聞いた。 「今度は、あっち行ってみない?」 南美は、1つの通路を指差して言った。 「ああ。」 統司は、その通路のほうに歩き出した。南美は、統司の横を歩きながら、思い切って聞いた。 「統司・・・。なんか、最近素っ気なくない?」 「そうか?普通だと思うけど・・・」 統司は、普通に言った。 「普通じゃないよ!」 南美は怒って言った。統司は、少し驚いた。南美は、そのまま続けた。 「私・・・不安なの・・・。統司に、私は必要ないの?」 「そんなことない・・・」 統司は静かに言った。 「じゃあ何で!?」 南美は、少し泣きそうに言った。 「それは・・・」 統司はそう言うと黙ってしまった。 「言えないんだ・・・」 南美はそう言うと、泣きながら走っていった。統司は、そんな南美を止めようとした。しかし、今の自分には何も言えないと感じた。
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