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~森林~
昼食を食べた蓬は、亮成に会うために再び森に来た。爽やかな空気を、胸いっぱいに吸い込み、蓬は走っていった。いつもの木の下で亮成は待っていた。蓬は、亮成を見つけると名前を呼んだ。
「亮成さん!」
亮成は蓬に気付くと、蓬のほうに来て言った。
「早かったね」
「あ、はい!」
蓬は、息を切らしながら言った。そんな様子を見て、亮成は笑った。蓬は、自分が走ってきたことが少し恥ずかしかった。
「走ってきたんだね」
亮成は笑っていった。
「あ、はい・・・」
蓬は恥ずかしそうに言った。亮成は、蓬の顔を見て言った。
「そんなに会いたかった?」
「えっと・・・」
蓬は、あまりの恥ずかしさに、うつむいてしまった。亮成は、そんな蓬を見て言った。
「俺は会いたかったよ。」
「えっ!?」
蓬は、驚いて言った。
「蓬ちゃんは?」
亮成は、笑いながら言った。蓬は、思い切って言った。
「わ、私もです!」
「よかった」
亮成は、蓬に微笑んだ。蓬はこのとき、2人の距離が縮まったと確信した。それと共に幸せな時間が出来た。そして、この時間が永遠に続くと思っていた。
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