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チャイムがなり、今日の授業は全て終了した。
帰宅するもの、掃除をするもの、部活動に向かうもの
皆それぞれの行動をする
俺、 宮川古戸もその人の一人だ。
俺は荷物を持ち、何時ものように階段を降りる。
階段を降りていると決まって後ろから奇襲がくる
「ことせんぱ~い!」
ほら来た、
階段を平道と変わらぬスピードでかけ降りてくる少女
彼女の名前は
新澤 真弓
(にいざわ まゆ)
一年生、つまり俺の後輩である。
階段をかけ降りた新澤は息も切らさず元気に挨拶してきた。
「こんにちは、こと先輩!」
こと先輩というのは新澤が勝手につけた俺のあだ名、まぁ愛称があるのは悪い事じゃないので気にしていない。
「ん、こんちわ、相変わらず元気だな。
「元気だけが取り柄ですから。」
「ハハハ、そうか。そんじゃ行こうか。」
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