プロローグ

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「くそ、化け物め……」 その圧倒的な強さは男から見て化け物でした。 「ぐ……俺の負けだ。さっさと殺せ。」 片腕をもがれ、更に腹を深々と裂かれたのです。男が出血多量で死ぬのは時間の問題でした。 「ふぅん……殺せ、ねぇ……」 女はそんな男の目の前に行きしゃがみこみました。そして流れ落ちる血を指ですくい、口に運びます。そして一言、 「不味い。」 「なにを言う ぐしゃ 女は男の指を潰しました。 「ぐがぁ!?」 「あなた、不味いわ。{味付け}が足りないみたいね。」 「な、なにを ぐしゃ、ぐしゃ 更に二本潰します。 「ぎゃあああ!?」 「どれどれ……」 女は再び血を口にもっていきますが、
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