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弁解はしなかった。
する必要もない。
いつもの会話のうちは流して
おけばいい。
「店長は今日、振られちゃったんで、やけ酒するらしいですよ?一緒に飲んでやってくださいね。」
さっきの会話を知らない中山君は、『振られた』と言う言葉に、ピタリと動きを止めたが、何もなかったように唐揚げを揚げはじめた。
「店長。今日は僕が付き合いますから、詩織ちゃんの邪魔しに行こうとか考えないで、早く仕事戻ってくださいよ?」
中山君は多分店長の気持ちを知っていたんだろう。
この1ヶ月で中山君は店長と一番年齢が近いこともあってよく飲みに言ったりしていたようだった。
中山君の間をおかしいとは思ったが、お先に失礼します。と声をかけ、私は店長と一緒に休憩室に向かった。
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