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新八は今日走って学校に登校した。
ガラガラッ
「あ、姉上ェェェェ!なんで起こしてくれないんですかァァ!!」
「あら新ちゃん。だって新ちゃん何回起こしても起きないんだから。 じゃなに?私が悪いの?」
「い、いえ!!僕が悪いんです!はい、すみません。」
「ならいいわ。」
ガタンッ
新八は自分の席に座った。
「ふぅー。あとちょっとで姉上に殺される所だったよ。」
さっきのは新八の姉、妙である。妙は見た目とは違って凶暴で何かあるとすぐにキレてしまう。
「おぉー、ぐっもーにんぱっつぁん。今日は遅かったアルネ~」
「あぁ、神楽ちゃん。あはは、昨日眠れなくて。」
「大丈夫アルかぁ?なんかくもってるアルよ~」
「え?僕くもってますか?」
「違うアル。眼鏡が」
「えぇ眼鏡ェェェ!? じゃあさっきのぐっもーにん眼鏡に言ったのォォ!!?? 僕はァァ??」
「・・・・・・プイッ」
「え?ちょ、無視?うそ、マジで?」
あぁーまたこんな日々が始まるのかよー。新八はため息をついた。その時、始業のチャイムが鳴り始めた。
と同時に、ペッタぺッタと安物のサンダルの音が聞こえる。
来た―――――。
先生が―――――――。
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