∬一話目∬

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「おかしなことを言いますなぁ月夜」   しばらくすると、星はそんなことを言い出した。   「我らはすでに真名を授け合った仲。信頼しうる者と風呂に入る事に、男も女も関係ありますまい」   いや、おおいに関係あるんだけどね・・・   俺は鼻歌を歌いだした星にため息をつきながら、空を仰いで諦めかけた・・・が   「それに月夜も私のような美人と風呂を共に出来て幸福であろう?」   確信犯かこんチクショー!!   結果、俺の理性はあらゆる誘惑に耐えきる事が出来た。   よくやったと褒めてくれ!!
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