§序章§

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しばらく森を歩いていたら、何か右の方向で騒がしい音がする。   「何か騒がしいな・・・」   嫌な予感がするけど、仕方ないからそっちの方へ足を向ける。   「あ~嫌だなぁ」   俺は確信した。 この先には特大な面倒臭い事が待ち受けていると・・・・・・   「こんな血の臭いが充満してりゃあ面倒臭いに決まってる」   俺はため息をつきながら、スーツのポケットからそれを取り出す。   五指に鋭い爪をつけ、さらに甲には黒い鉄板。確か「黒鉄」とか言ったけ?を付けたグローブだ。   外見こんなもん付けて歩き回れないからな。   そして俺は血の臭いが最も濃い場所を目指して走り出す。
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