偶然はあるのか

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「じゃあ、早速行きますか」 「ちょっと、こっ此処最上階よどうやって」 「鷲で」 「はい?」 「だ・か・ら!大鷲でさ!」 「そんなの危険一種で無理に決まってるじゃない」 突然大きなのが窓の方に近付いて来た。 バサバサバサッ 「う・・そ・・でしょ・・・」 いきなりだったので、何て言葉にしていいかわからなかった。 「なっ!いただろ!」 「そうね」 でも、驚く程ではなかった。 「んーつまんねぇーなー!もっとさーこうびっくりしない!?」 「さて、行かないの?どんなところか見物ね」 スルーするなよな・・・・・ 「はいはい」 リフィアンに驚いてほしかったのかルアクは少し拗ねていた。 「で、コイツの名はセルベって言うんだ!」 「ふーん」 リフィアンには興味というのは全く無縁だった。 「いつまでそうしているんだい?」 リフィアンがぼーっとしている内にルアクはセルベの背に乗っていた。でも、声をかけても無反応。 「ったくー・・・・姫さん!」 「ん・・・? きゃっ!!」 あまりにも、遅いのでリフィアンの腕を引っ張り横抱きをした。
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