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また、朱里と雛里が自己紹介をする際に、カミカミ口調になった事は当然として、その際に星と俺はガッチリと握手をした。その理由としては、まぁ何だ……噛みながら話す女の子って萌えるよねって事だ……
セイ「では主、私に初任務を命じていただきましょうか。」
「にんむ?」
セイ「えぇ。兵の調練から街の治安維持、開墾の指揮や灌漑指導等々、何でも命じて頂いて結構ですぞ。それから……」
俺に一歩近付き、声を潜め、
セイ「夜のご奉仕も。」
「な、なな、な!」
顔に熱が集中し、一気に暑くなる。俺だって健全な男子だ!そんな事こっちに来てから何度思ったことか!でも、あの関羽や劉備に手を出すなんて恐ろしくて出来やしない。
でも……星から誘われたんなら……
だが、そんな考えも消えてしまう。何故なら俺の後ろからもの凄く冷たい視線を感じるから……。
アイシャ「ッホン。ああ星よ、着任早々ご主人さまを誘惑するような事は慎んでくれないか。」
愛紗、怖いです。俺が悪かったからそんな怖い顔で睨まないで……
セイ「ふむ。怖いお姉さんには注意することはわかった。」
星!お前何愛紗を煽ってんだ!止めろ俺が地獄を見るんだ!!
リンリン「星、お兄ちゃんはみんなのものだから独り占めは駄目なのだ。」
トウカ「アハハ♪うん。鈴々ちゃんの言う通り、ご主人さまは皆のご主人さまだよ。」
鈴々と桃香がそんな危機的状況で、暢気にそんな事言った。
あぁ!!火に油注いでどうすんだ!
俺がそんな事を考えて、一人焦っていると横で愛紗が口を開いた。
アイシャ「えぇ、その通りです。」
頬を朱に染めながら言う愛紗。それに俺は可愛いと思ってしまうのは仕方ない。だって男ですから!
そしてその場は、愛紗のその態度を笑いながら終いとなった。
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