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トウカ「そうですよ♪にほん?っていうのはわかりませんけど」
………やっぱり…なら
「えっと、今って西暦何年かわかる?」
トウカ「せいれき??」
う~ん……これもか。わかったことと言ったら『何かが』おかしいということだけか………
現状を把握するためにした質問の答えが全部、俺が欲しい答えじゃなかった。落胆の顔を浮かべてしまうのは仕方のないことだが、そこに劉備が笑みを湛えた顔で俺を見てきた。
トウカ「あのね、あのね、次は私が質問しても良いかな?」
そんな顔で問われれば答えないなんてことは出来ない。
「ど、どうぞ。」
トウカ「お兄さんはどこから来たの?どうしてこんなところで寝ていたの?あと、どこの出身?」
「それがわかれば苦労はしないんだよね……どうしてここにいるのか。それは俺が一番教えて欲しいかな。出身は東京都台東区、浅草だよ。」
リンリン「あさくさ~?そんな邑あったっけ?」
アイシャ「いや。聞いたことがないな。それはどこの州だ?」
俺の答えにまたもや三人は、頭にハテナマークを浮かべているような顔をする。
「州って?」
トウカ「さっき教えた幽州とか、荊州とか、黄州とか……。もしかして都の洛陽出身?」
………幽州って聞いたときにもしかしてとも思ったけど、荊州、黄州。さらには洛陽まで言われちゃ気づくなって方がおかしいよな。
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