1 出会い

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「にぃに~朝だよ!」 「………」 「にぃに~?入るよ?」 誰かが部屋に入って来た‥。 「‥あれ?居ないの~?」 「………」 「もしかして…」 そして押し入れを開けると1人の男が居た 「やっぱり此処に居た!」 「‥何だよ?朝からうるさいな…」 この男の名前は橘 純一。 勉強は普通でスポーツも普通。 後は少々エロい普通の高校2年生だ。 「何だじゃないよ!早く学校に行く用意しないと遅刻になっちゃうよ?」 この女の子は橘 美也。 純一の妹で少し天然でお子様体型を気にしている。 純一の事は家ではにぃにと呼び学校ではお兄ちゃんと呼んでいる。 意外にしっかり者な高校1年生。 ちなみに自分の事はみゃーと言う。 「‥まだ時間あるじゃないか。 僕のプラネタリウム鑑賞を邪魔しないでくれ」 そう言うと純一は押し入れのドアを閉めようとした。 「何がプラネタリウム鑑賞よ! ただ自分で絵を書いて貼っただけでしょ」 そう言って美也は押し入れのドアを掴んだ。 「……っ。別にいいだろ?」 「まぁ、いいけど! でも久しぶりにみゃーも入りたい」 「駄目だ!」 「いいじゃ~ん!」 僕は頑なに拒否した。
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