1 出会い

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「何でよ~。にぃにの意地悪」 美也は頬を膨らませながら言った。 これ以上は面倒だ‥ …しょうがない。 「今、出るよ」 僕は押し入れから出た。 「じゃあ早く準備して一緒に行こ?」 「ああ。じゃあ着替えて準備するから外で待っててくれ」 「うん、分かった!」 そう言うと美也は部屋から出た。 「よし、じゃあ着替えるか」 ‥そう。 去年のあの日からもう2年が過ぎた。 今、僕は高校2年生だ。 …今でもあの日の事は忘れられない 「にぃに~まだ~?」 「もう行く!」 そして僕は素早く着替えて美也と一緒に家を出た。
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