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「何でよ~。にぃにの意地悪」
美也は頬を膨らませながら言った。
これ以上は面倒だ‥
…しょうがない。
「今、出るよ」
僕は押し入れから出た。
「じゃあ早く準備して一緒に行こ?」
「ああ。じゃあ着替えて準備するから外で待っててくれ」
「うん、分かった!」
そう言うと美也は部屋から出た。
「よし、じゃあ着替えるか」
‥そう。
去年のあの日からもう2年が過ぎた。
今、僕は高校2年生だ。
…今でもあの日の事は忘れられない
「にぃに~まだ~?」
「もう行く!」
そして僕は素早く着替えて美也と一緒に家を出た。
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