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高崎 薫…それは私の父親であり、後に凶悪殺人鬼となる人間である。
作家である父親は、とある日ストレスにより倒れた。
直ぐさま病院へ行き、仕事によるものであることが判明し、彼はしばらく入院した。
しかし、とある日の晩のことである。突然彼は発狂した。
わけもわからないことを口走り、寝間着のまま外へと飛び出したと後日病院の医師は話す。
辺りを捜索したが、見つからなかった。
何年か経ち、父親は猟奇的殺人鬼と化した。何があったのかわからないのだが、すぐに牢獄へと閉じ込められた。
これで終わりかと思っていた…だがしかし、彼は一夜にして脱獄し、行方をくらました。
今現在、生きているのか…それとも息子である私より先に死んでいるのかはわからない。
そんな彼と私が親子であるとこの有島という人物は知っていた…
彼はいったい何者なのだろう…??
「あなたはいったい…」
「私は…ただ君を支持するだけだ。」
その時、彼は言う。父親に会いたくないか…と。
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