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できることならば…この眼で父親…いや、もはやこんな低俗な男を父親などとは呼べない。
改め…この眼で薫を見てみたい。そして、おそらくその時に私は彼をこの手で裁くだろう。
だが、現実を見ろ。会えるはずがない……
その時、有島はとんでもない事を口にした。
「会ってみないか…?奴と必ず会える方法があるんだよ。」
「ど、どのようにして…?!」
「このデスゲームに参加する事だ。奴もこのゲームに参加するからな…」
「…何故貴方がそれを知っている?」
「…それを知るのならば……その代償として、私は君を殺す。」
「……何を…そこまでして知る必要はない…」
「深追いはするな。君は戦い、勝ち続ければ必ず薫にぶつかる…さぁ、どうする?それでも拒むのか?」
私は…薫に会いたい…
感動の再会を望むのではない。私は、この手で薫を裁く…裁く……
コノテデ…サバク…!!
いつの間にか、私の中に憎悪が芽生え初めてていた。
いいだろう…参加してやる…!!
デスゲームにっ……!!
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