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「ま、俺がとやかく言うのも何だし‥‥‥何度も言ったが、死ぬのはやめとけよ?人間生きてるだけで丸儲けって名言もあるんだしよ。」
また敬らしくない事を‥‥‥
「‥‥‥覚えておくよ。」
俺は敬に背を向けたまま、右腕を挙げ‥‥‥帰路に立った。
「‥‥‥死ぬのはやめとけ‥‥か。」
そう呟いていると、もう暗くなっている事に気付いた‥‥‥
「ん?‥‥‥なんだ‥‥‥」
暗がりの中‥‥‥人の足みたいなものが、道の曲がり角からのぞい‥‥
「って!人じゃねえか!?」
一人の女性が倒れていた。
しかも服装は全裸ギリギリぐらいで、黒いローブのようなものを羽織っているだけだった‥‥‥
「ちょっ‥‥‥これって‥やばくないか?‥‥‥は、はやく救急車を‥‥‥」
「うぅ‥‥き‥うしゃは‥‥呼ば‥ないで‥‥‥‥ガクッ!」
「オイ!?‥‥救急車は呼ばないでって‥‥」
どうすりゃ良いんだよ‥‥‥‥‥
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