別れ

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目の前で抱えられているぽちおの… あの力強かった瞳が 人形の目のように"虚ろ"になっている事に…… 僕はいきなりの事で訳がわからず、母を呼び止めた。 様子を聴き慌ててぽちおの顔を覗き込んだ母さん そして数m先の家へ走り出した。 突然の事だったが、嫌な予感がして 僕は慌てて後を追った。 家に着き玄関の上がり口に降ろされたぽちおを覗き込むと 完全に "止まって"いた。 あの虚ろな目を開いたまま、横になってピクリとも動かない。
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