一人目:鈴木 直樹

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文化祭が近い秋で、俺は高2。 バンドのボーカルをやってて、学校では生徒会風紀委員長。 風紀委員長だから真面目か?って言ったらまた違うんだけどな… 「いた!!直樹ぃ!」 「げっ」 廊下に響いた自分を呼ぶ声に俺は足を止めた。 「や、やほー会長さん」 何を言いにきたのかがわかってるので自然と顔が引きつる。 「やほ―じゃない!」 俺の目の前までくると話を続けた。 「直樹!今日は生徒会の日だろっ!あれだけ忘れるなって言ったのに…」
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