第2小節

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「あの……」 葵は、思い切って彼にしゃべりかけた 「……なんだよ」 彼は、葵に不審な目を向けると、めんどくさそうに口を開いた 「あの……歌… とてもよかったです!! 感動しちゃいました」 「そ」 勇気を出した葵に対して、彼は無愛想に返してだけだった 「よかったら名前とか――」 その時、彼が勢いよくギターケースを閉めた 「なんだお前? 芸能記者か?スカウトか?」 「え? いや…」 「じゃあ、俺に関わってくんじゃねぇよ」
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