第2小節

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「すっかり 遅くなっちゃったなぁ」 塾の帰り道CDショップに寄っていたら ついつい長居してしまった 「お母さん、怒ってるだろなぁ」 ふぅ― 溜め息を吐くと 周りの音が少し静かになったような気がした すると町のなかからギターの音が聞こえてきた 「こんな時間にギターなんて弾いてるのかなぁ?」 葵は音に誘われて 駅前にたどり着いた そこにいたのは、少し長めの黒い髪に、赤いギターを持った、大学生くらいの男性
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