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「シンデレラ・・・一目見て、あなたに惹かれました。私の妃になって頂けますでしょうか?」
王子様はそう言って、シンデレラの前に膝を折った。シンデレラは戸惑ってしまう。
「わたくし、あなたが娘になって下さるなら大歓迎よ」
戸惑っている、シンデレラに王妃様は声をかける・・・その言葉と王子様の真剣な目に、シンデレラは決心する。
「わたくしでよろしければ」
シンデレラがそう言うと、王子様は満面の笑みを浮かべて、
「シンデレラ、左手を」
王子様が言う。
(えっ?)
「シンデレラ?」
王子様が再度声を掛けてくるので、シンデレラは戸惑いつつも、左手を上げる。王子様はシンデレラの左手を取って、薬指にそっと口づけをした。
そして立ち上がり、
「シンデレラ、幸せになりましょう。」
「はい。」
シンデレラて王子様は笑みを交わし、王様と王妃様も微笑みあった。
「そして、シンデレラと王子様は結婚して、幸せに暮らしました」
シンデレラと王子様が揃えてセリフを言うと・・・・・・会場から大きな拍手があがり、舞台は幕を閉じた。
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