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「何だよ。そんなことかぁ。 そんな事で怒らねーよ。 俺達が動物好きなの知ってるだろ。なぁ聖羅。」 「うん。動物好き。」 「でも珍しいなぁ。 ミケが俺達にわざわざ了承を得るなんて。いつもなら何でも勝手に決めちまうのに。」 「うん。珍しい。 ミケ、何か隠してる?」 こういう時の聖羅の第六感はかなり鋭い。これ以上勘繰られる前に、話を進めないと後々厄介だ。 しかし、どうするか… 本当の事を話したら、聖羅に確実に一ヶ月ぐらいは軟禁されるだろう(経験済) 要は"犬"を飼うことを承諾させればいいんだから、事実は二の次だ。 そうだ!この前読んだ本に載ってた作戦…実行してみるか。 .
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