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「俺を貴女の忠犬<イヌ>にしてくれませんか?」
私、立花美朱<タチバナミアケ>は、見ず知らずの男の変態発言に、思考回路が停止していた。
ヤバイ…
今まで生きてきた17年間で、今日が1番驚いた日だ;
…初、変態との遭遇。
見た目は小綺麗なおっさんなのに、変態だなんて。恐ろしい世の中だよなぁ。
それにしても、どうするか…
助けを呼ぶ?
ダメだ。人っ子一人歩いていない;
やっつける?
これもダメだ。腕には自信があるけど、反撃された時のリスクが大きすぎる。
猛ダッシュで逃げる?
敵に背中を見せるのは、私の美学に反するけど相手が変態なら…話は別だ。
とにかく、相手の気を反らさなければ!
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