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何やら男が後ろを向いてごそごそしている。
逃げるなら、今がチャンスかな…私は一歩後退った。その瞬間
「これなら、年相応に見えますか?」
振り向いた男に私は釘づけになる。
眼鏡を外して、髪を下ろし、服を着崩した姿。先程との余りの違いに驚きつつも、不審者には見えなくなった。
「うん。若くなった。
これなら1つ年上でも納得できる。」
私が笑いかけると、男は驚いたかのように目を見開いた。
「あっ、目が蒼い!!
カラーコンタクトをつけているのか?」
「いえ…
これはコンタクトではないんです。」
「!!
自前なのかっ!?
凄く綺麗な色だなっ!」
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