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「言いたいことはそれだけ?口だけはいっちょ前ね。…アッ!ちょっと返したさいよ。」
マーニ軍の一人が女の子がしていたペンダントを首から無理矢理とった。それをマーニに渡した。
「ハーフエルフの分際でこんな物して。」
「返しなさい!それは親からもらった宝物なの!」
「知らないねこんな安物。存在しない方がいい。」
と言ってマーニは開いていた窓めがけて投げようとした。
しかし……
「いい加減にしたら…」
投げようとした腕を“女の子”が止めたのだ。
「なんだね。触らないでくれないかな。僕のお父さんは―――「うるせーよ…」
マーニたちは一瞬戸惑った。“女の子”がうるせーよと言ったことに。
「だいたいさっきから聞いてれば女の子一人に大勢の男子が。うざいんだよ、そーゆーの。お前たちのほーが汚れてるよ。」
掴んでいた腕にさらに強い力を加えた。
「ヒィッ!」
マーニはペンダントを離した。それをナイスキャッチする“女の子”
「きっ貴様~下民のクセに生意気な。やれ!!」
マーニは手下たちに攻撃命令をした。手下たちは“女の子”に殴りかかろうとした。
「そーゆーのがウザイんだよ。……下衆が」
そう言って“女の子”は逆の手にもっていた棒を“剣道”の竹刀のように持った。
そして手下1の腹におもいっきり突いた。手下1は吹っ飛び後ろの手下に突っ込んだ。
別の方からきた手下2のパンチをヒラリとかわし、そのまま一回転した反動を利用し腹に横一閃した。手下2も後ろの手下たちに突っ込んだ。
そして…
「さあ残ってるのはお前だけだよ?」
教室の角に追い詰められたマーニ。
「わっわわ分かったからそれを下ろせ」
“女の子”は棒を下ろした。その瞬間
「このくそアマ――!」
とマーニが殴りかかった。がしかし…
「分かってたよ…下衆の行動ぐらい。」
とパンチのしたに入り込み、
「華翔月【カショウヅキ】!!!」
真上に翔びマーニの顎に下から一閃くわえた。
マーニは高く舞い上がりそのままダウン。
「ふう…」
「…………………」
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