始まりは一枚の推薦状から

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「目を開けろ。もう着いたぞ。」 その言葉を聞き、水月は目を開けた。そこには大きな扉があった。 「あの~ここはど―「ルイス入るぞ!」 ローブの女性は扉を強く開けた。扉の先には一人の男性が机に伏せながら寝ていた。 「あの~ここはど―「ルイス!連れてきたぞ!!」 女性は机が『ベギ!』ってなるほど強く蹴った。男性はビックリして起き上がった。 「蝶、もうちょっと優しく起こしてくれませんか?」 (いや、扉の時点で起きれるレベルの音だったよ…) 「ふん。そんなこと知るか。それより連れてきたぞ。」 「誰をですか?」 「水月をだ!」 「……ああそうでしたね。“彼女”が水月さんですか。」 「そう――「ちょっと待ってください!」 「何ですか水月さん?」 「僕は男です!!」 場の空気が完全に固まった。 「「なに~~~~~~~!?」」 「はぁ~。それより、そろそろあなたたちの紹介をお願いします。」 「まあそうですね。しかしあなたが男だったとは…」 (そこまで悔やむことでも…)
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