最北の地
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「わっ」 列車を降りると同時に吹き付けた風に思わず首をすくめた。 「流石に、かなり寒いわね」 「クルーエルさん、大丈夫ですか?」 クルーエルと呼ばれた少女が振り返ると、明らかに年下の少年が立っていた。 「えぇ、大丈夫よ。ネイトは?」 微笑みながら問い掛けると、少年も大丈夫です、と答えた。
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