アタシの猫

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結構長い時間が経っていたんだろうな。 だなんて、頭で時間を認識してしまったら ずっと正座していた足が急に悲鳴をあげだした。 転んでしまって、全然痛くない!って思ってたけど 擦り傷をみたら、すっごく痛くなった。 みたいな感じなのかなあ。 ぴりぴり、じんじん、そわそわ。 両足を投げ出し、並んだ座布団にころげた。 大の字になって天井を見れば、綺麗な木目が続いている。 そこに、お線香の白い煙がゆらゆらと漂っている。 .
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