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大和「何でオレの部屋は直してくれないんスか!!気になるでしょこんな穴!!」
綾乃「え~だって高いのよ?大和くんなら別に気にしないと思って」
大和(…オレって一体)
綾乃「ごめんね~朝比奈さん、明日には直すから」
涼風「ええ…お願いします」
綾乃「まったくこの子は昔から悪さばっかりするんだからァ同じ高校でも朝比奈さんとは大違いね!」
大和「な・・何がァ…」
綾乃「すごいのよォ?朝比奈涼風さん!大和くんみたいにギリギリの補欠合格なんかじゃなくて…陸上のスカウトで入学したんだから!」
大和「スカウト?ヘェ…すげェな」
(カッコイイとは思ったけど…)
綾乃「ねー?すごいでしょォ」
大和「うん…」
綾乃「もしかしたら日本代表とかになっちゃうかもよ?そしたら自慢するね!彼女はウチのマンションに住んでたって!」
涼風「…はい頑張ります」
大和(クールってゆーか…完璧人間って感じだよな~コイツ、ホントにオレと同い年かよ…)
綾乃「それに比べてキミは…ホラちゃんと謝りなさい!」
大和「スイマセン」
綾乃「いい?ちゃんと片付けて帰るのよ大和くん…明日にでも修理の人呼ぶから……それじゃ朝比奈さん、この子に掃除でも何でもやらせていいから思いっきりこき使ってやって!」
涼風「…はい」
【綾乃は管理人室に戻る】
涼風「さっさと片付けて出てってでも適当にはしないでね」
【大和に箒とちり取りを渡す】
大和「…ハイ」
(こーゆータイプ苦手だなァ…)
「そ…それにしてもスゲーよなァ…朝比奈だっけ?スカウトなんて芸能人みてー」
涼風「…え?」
大和「オレなんか田舎の中学で野球部だったんだけどさァ打てないし守れないし本当にダメでさァ散々バカにされてたんだ…だから敢えて試合で打てなかったらみんなにジュースおごるとか言うんだよそしたら何故かヒット打てるんだよな~チャンスに強いっつーの!?」
涼風「打てなかったらどうするつもりだったの…?」
大和「え…?あんまし考えてねーけど…まァ謝るかな」
涼風「私そんないい加減な考え方…大っ嫌いなの」
大和「え……あ…ゴメン」
涼風「悪いと思ってないのに謝んないでよ!バカにされてるみたいでイラつくわ!!」
大和「え!?な…何だ急に!?」
【大和を部屋から追い出す】
大和「笑い話だろォ!?本気で返すなよ」
【自分の部屋に戻る大和】
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