375人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、その2日後、やつは恐ろしいことを言いました…。
「すまん、使ってしまった。絶対に約束守るからもう一度貸してくれ!」
いやいや、そんなあほな…。
「貸してもらえな工事もできひんから入金もしてもらえん…こないだ借りた金も返せんようになる」
泥沼の始まりでした…。
渋々貸すことにし、
「20万で足りますね?」
と聞くと、
「…30貸してくれ」
「え?なんで?20で足りる話でしょ?」
「いや、見積もりが間違ってたんや。二宅(仮名)のアホが勘違いしとったんや」
ここで言う、二宅とは○浦が太○工業と言う職場で働いていた頃の同僚で、かなり付き合いの長い友達らしく、○浦の詐欺リフォーム業を手伝っていた。
詐欺リフォーム業は前の会社の顧客を奪うためにタイヘイ○業と名前をぱちった会社なのです。
二宅はリストラを受けていたので雇用保険を不正受給しながら○浦の会社で働いていました。
「だから30万なんとか頼む」
結局貸すことにしました。月末が給料日でしたし、キャッシングを利用して工面しました。
「絶対に日にち守ってくださいよ」
と言い…。
最初のコメントを投稿しよう!