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私の家は一戸建でまだ新しい。
私が生まれて５年目に建てたらしい。簡単に言えば、妹が生まれた年に、だ。
もう、ここにはいないけど。
私の妹は昔から体が弱く、両親は妹にかかりきりだった。
子供心にそれを少しは寂しいと感じていた。けれども私は聞き分けだけはやたら良かったらしい。
日中は保育園、夜は電子レンジで温めるだけの夕食の毎日も、しっかり我慢していた。
妹も成長するにつれ、段々容体が回復していった。
それでも全快とは言えなくて、まだここより少し遠くの病院にいた。
そして一ヶ月前、妹の容体が急変した。
腹部の内出血だとか何とか臓破裂とか、私にはよく分からない言葉をお医者さんは言っていた。
ただ、妹が危ない状況なのだけは分かった。
そして両親は私を家に置いた。
自分たちは妹のいる病院に近くに泊まった。
私は学校があるから。
と言っていた。
家事もみんな出来るから。
とも言っていた。
何だそれと思ったけど、両親を困らせる訳にはいかない。
私はおとなしくそれに同意した。
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