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良太郎は首を静かに降った。
「僕は霊感探偵だよ。普通の探偵じゃない。
実際に人が亡くなった事件を調べたほうが良い」
良太郎の言わんとする事は解るが、それでも僕は抗議する。
「じゃあ、僕一人で御厨邸に行けと言う事か?」
「一人じゃないでしょ?私が居るじゃない!」
あかりさんは、無視されてイライラしているようで、我慢出来ずに怒鳴った。
あかりさんが居る事をすっかり忘れていたけど、それは気付かれてない事にして、あかりさんに尋いた。
「仕事は良いの?あかりさん」
一緒に来てくれる分には有難いが、そもそも何故あかりさんが東京に居るかがわからない。
恥ずかしい話しだが、一日経ってやっとそこに思い至った。
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