御厨邸の守り神

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弁護士が、こちらに向いながら話しかけてきた。 「この絵は本当に素晴らしい! そう思いませんか?探偵さん、刑事さん」 「えーと、あなたは?」 代表で僕が尋ねた。 「私、弁護士の土田といいます。 『新しい』遺言の筆跡鑑定を依頼された者です」 「ど、どうも、探偵助手の須賀訓太です。こちらは福岡県警の……」 「倉橋あかりです」 弁護士が『新しい』と言う言葉強調した事に、あかりさんは聞き逃さなかった。 「『新しい』とはどういう事でしょうか?」
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