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部屋の広さはざっと二十畳を超えているだろう。
此所には本と、本棚が沢山あって、高そうな勉強机が窓際に二つ、真ん中に二つ置いてあった。
さっするに図書室のようなものだろう。
「この部屋は、主人の図書室に入らない本を保管している部屋です。
この部屋は掃除する時以外、誰も出入りしませんから」
翠婦人の説明に、もはやため息しか出なかった。
この家の広さは、一般の人間には現実と余りにもかけ離れていて、すでに驚く事に疲れてしまった。
この広い部屋の真ん中の勉強机に、窓際の机から椅子だけ移動させて、僕達は話しをする態勢を整えた。
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