探偵助手

3/5
前へ
/182ページ
次へ
こいつは仕事をする気がないに違いない。 まあ、僕にだって人並み以上に、捜査機関に人脈がある。 一番は警察だ。僕は家族を強盗殺人事件で失くした身の上で、その時から、警察には良くしてもらっている。 私立探偵になると伝えた時は、捜査協力を惜しまない、という社交辞令までいただいた程だ。しかし、実際に頼る事はないと思っていた。商売敵だし…… 警察としても、僕らの持つ情報は必要なはずだ、と思い込み、警察に連絡するのはかなりの勇気が必要だった。
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加