容疑者はリビングデット?

11/26
前へ
/182ページ
次へ
それは確かに大変な事だ。 でも、僕はバイトしていたし、良太郎のように、霊感なんてない。 夢が事件を教えてくれたりはしないのだから。 腹が立った! 僕の苛立ちは、皮肉では済まないくらいの酷い言葉に化けて、良太郎に向かって飛んで行った。 「そりゃ悪かったけどね、それで良太郎はこの事件で何をした?! 御立派な探偵さん! 偉そうに言うばかりで、裏付け捜査さえもしてないじゃないか! 僕には良太郎のやる気を疑っていたけどね! 怖い夢を見ておねしょをしてピーピー泣くなら、福岡に帰ってママのおっぱいでも吸ってくればいい!」
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加